2010/08/17

8月5日 ナスカ

8時ナスカ到着。少し肌寒い。完全に曇っている。地上絵を見ることができるのか不安である。
地球の歩き方によるとくねくねした山道の悪路なのでお勧めしないと書いてあったクスコ→ナスカの夜行バス。13時間。確かに良く揺れた。加えて窓の隙間風が多かったので眠れるか心配だったが、なんとか眠ることができた。ボリビアのウユニ→ラパスの夜行バスはずっと砂利道だったので、それに比べると今回はコンクリートの上を走っているのでたいしたことはない。パソコンの入っている5kg程のデイバックは常に持って入って膝の上に置いているのだが、今回は狭くて重くて堪えた。

ナスカに着くと、お迎えが来ているはずだったが、誰もいない。仕方ないので、大手バスの会社Cruz del Sur の看板がある方へ歩いてみる。すると、Shuichi!!とどこかから叫び声が。見回してみると車から男性が降りてきて、自家用車に乗っけてくれた。彼の名はマルクス。ナスカの地上絵のセスナ周遊券、リマ行きのバスの手配をお願いしてある。いまは曇っているので、先に遺跡に行ってみないか、40s/のところを30s/にしてあげるから行ってみないかと言われたが、地上絵を見れば満足だったし、お金も現在全く把握できてないが切羽詰まっていると思うので、断る。
先に乗っていたブラジル人の男性のバックを彼のホテルに置いて、ナスカ飛行場へ。

小さな飛行場に、8~10のカウンターがありどの会社も地上絵のセスナ飛行を提供している。入口にはお土産屋さんの店が数点並ぶ。
9時頃着いたので客数はまだ少ない。曇っているので晴れるまで待つことになった。その間にスプライト、バナナ、クラッカーを食べる。合わせて4.5s/。150円程。安い。
待っているとぞろぞろと30人程の日本人ツアーが。空港内にいる半分は日本人という状態になった。
日本では有名なナスカの地上絵だが、今まで話した外国人の旅行者にナスカに行くという人は一人もいなかった。空港内にもナスカの地上絵のドキュメンタリー番組を流すテレビが2つあるのだが、英語の番組と日本語の番組が流れている。お土産屋さんの人も日本語が上手。日本人観光客が一番多いそうである。

10時過ぎごろ晴れてきて、空港内がだんだんとあわただしくなった。検問を通ってパイロット2人、乗客4人の6人乗り小型セスナへ。6人乗りは人生初めてである。隣はスペイン人のおじちゃん。うしろはデンマーク人21歳。
出発。
最初は、若干酔いそうな予感がしていたが、楽しかった。くじらの絵、宇宙人の絵など思ったよりはっきり見えた。しかし、10分ほどしたら完全に酔った。右側に座っている人用、左側に座っている人用と同じ絵を右からと左から見えるようにしてくれるので、とにかく旋回が多い。目を開けているので精一杯。何度か吐きそうにもはったが、なんとか35分のフライトを終え、全ての絵を見きった。

聞いていた通り、砂漠に描かれている巨大な絵。絵になっていない線も無数にあり、いまだに謎が解明されていない理由が分かる。
あの絵を描くのによっぽどの理由があったことは分かる。理由がなかったならよっぽどのヒマ人だ。学者の方々がんばって解読してください。

フライトを終えふらふらになって空港へ。しばらく休む。

連れていってもらったマルクスに再びバス停まで送ってもらう。そして、夜行バスをお願いしたはずが、11時頃発のリマ行きのバスに乗せられそうになる。どっちでも良いよということなので、夜行バスに変えてもらう。正直目的達成したので、乗ってしまっても良かったが、少しナスカの街を見て回りたかったし、今日リマに着いても泊まる場所がないのでやめておいた。

ナスカの街をぶらぶらする。
野良犬、露店、道を閉鎖した大工事。どれもだいぶ慣れてきた。
1つ新しかったのは、水のなくなっていた川。ごみが大量に落ちていてごみの川と化していた。アルマス広場は広くベンチが多数あり地元の人が日陰でやすんでいた。朝は寒かったが、日中は冬とはいえ半袖で十分だ。
途中で今日の午後、砂漠のサンドボーディング、近くの遺跡を周る4時間ツアーをみつける。60ドルのところを一人追加でも変わらないので35ドルでと言ってくれたがどうもやる気がでないのでやめておく。

昼食。安そうなカフェでハンバーガーとケーキ。初めて地元の味から放れてみた。

旅の疲れか、今日の目的を既に果たしてしまったせいか、5日間ほど日記がたまっているせいか、ペルーに入ってからお金の管理がうまくできていないせいか、何もする気が起きなかったので、広場のベンチで2時間ほどぼーっとする。
ラーメン、牛丼食べたいなー。お風呂入りたいなー。ちょっとしたホームシックか。
一昨日のマチュピチュ村の夜以来、シャワーを浴びてないのでお風呂入りたい気分になるのはホームシックではないが。

30分ほどインターネットカフェへ。メキシコシティの友人エドガーとたまたまチャットした。彼は僕がこっちに来ている間に我が家に来て楽しんだそうだ。

気を取り直して3:30時頃出て、ソルが無くなってきたので両替。

両替をしようとした銀行で暇そうにしていた窓口のおばさんに話しかけられたので、しばらく立ち話。日本人は頭が良くて、日本はとっても良い国だと日本を褒めたおしてくれたので良い気分になって30分くらい話した。
両替場は1ドル2.73ソルととても高かったので20ドルだけ換える。
外に出て少し歩くと道端のおじちゃんが両替をしていて2.78ソルというのでもう20ドル換える。クスコでは1ドル2.8ソルだったのでもっと換えとけばよかった。

10m程の展望台から地上絵を見下ろすことができるミラドールへ行くことへ。6時過ぎに行けばきっと日の出がきれいなはずだ。

タクシーのおじちゃんに値段を聞いてみると50ソルもするという。日本円だと2000円程か。無駄に高いのでタクシーは諦める。安い方法を探そうと、さっきの銀行のおばちゃんのところに戻りミラドールへ安くいく方法を聞いてみる。イカという街行きのバスに乗ると途中で降りることができるということなので、バス停へ。チケットは片道2ソル。タクシー乗らなくて良かった。
4:30出発。15分程で到着。降りたのは僕1人だけだった。
砂漠の中にちょっとした高台と、おみやげの売店が並ぶ。そのほかはベンチと駐車場とトイレ以外何もない。
夕日まで時間があるので座って待つ。お土産を売っているオカマのおっちゃんに絡まれる。彼はナスカのガイドブックを売っている。今日は売上800ソル程売り上げたらしい。そのうち300ソル程手元に入るそうだ。日給一万円といったところか。今日は良い日だったらしい。

先に来ていたドイツ人数人が大型バスを止めてお金を払って乗り込むのを見守る。帰りはああやれば帰れるのだろう。ちょっと安心。

誰もいなくなったのでまたオカマのおっちゃんと話しておくことに。彼は無駄に日本語を知っている。
しばらくすると今度は日本人団体ツアーが。嵐のようにやってきて写真を撮って去って行った。
この旅で感じつつあるのは、ありがちだが、人との出会い、世界中の友人ができることが楽しいなということ。こういう辺鄙なところに自分の力で来るのも冒険心がくすぐられ、楽しい。

世界の人がそれを知っているのならば、確かに日本の旅行形態であるツアー会社にまかせて、団体で名所に行ってたくさん写真を撮って帰るというのは?が多い。よく言われるが海外の人には理解しがたいことなのだろう。

日本人観光客が去っていくと、いよいよ夕日がきれいになってきた。結局日の入り時には展望台には一人になった。
遠くの山に消えていく真っ赤な大きな太陽を見ていると、旅の疲れも癒される。


お土産屋さんのオカマじゃない方のおじちゃんと一緒にバスを止めナスカの街へ戻る。

夕食は6時半ごろ。既に地元の人で賑わっていた大衆食堂のような場所で国民食、鳥の炭火焼pollo de brasaを食す。クスコで食べたのより脂っこくなく、味も整っていておいしかった。こういう場所に入るのもだいぶ抵抗がなくなってきた。

11時バス出発なので、バス停で日記を進める。近くのインターネットカフェ(古いパソコンで日本語読めなかった)で時間つぶし。リマで泊めてもらう予定の友人のおばさんのアルシダにも電話を入れる。ちょっと待ってと5分ほど待たされて電話が切れてしまったが、また明日リマに着いてから電話することにした。

11時になってもバスは来ず。
来るはずのバスが来なかったらしく、倉庫から違うバスが出てきてそれに乗ることになった。12時出発。見事にラテンアメリカクオリティーが発揮された。待っている間、子供が持っていた段ボールの中からのひよこのピヨピヨという声がうるさかった。

すぐに眠りにつく。

出費
朝食4.5
空港税20
Tシャツ10
昼食10
インターネット1
ミラソール1
石2
バス往復4
夕食11

$20→54.6
$20→56



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